自由・保険診療の違いと適応範囲、治療別…

Blog自由・保険診療の違いと適応範囲、治療別の施術料金目安について

お知らせ・ブログ2018/04/23

吹田市千里山東にある通いやすい歯医者「あらかわ歯科・矯正歯科」。こちらは、【自由・保険診療の違いと適応範囲、治療別の施術料金目安について】に関するページです。当ブログでは、クリニックからのお知らせや新着情報、歯科診療に関することなどを随時更新しています。もしお口のことで気になること、お悩みがあれば、ぜひお早めに当歯医者までご相談ください。当歯医者ではできるだけ歯を残し、痛みが少ない治療をご提案しています。

1 自由診療と保険診療の違いとその適応範囲、初診料の目安について

 

・自由診療と保険診療の違いとは?

 

歯医者などの病院を受診する際、保険診療か自由診療を選ぶことができます。

 

◎保険診療とは

保険診療は、治療費の1~3割を患者様が負担し、残りの7~9割を国や自治体などが負担するものです。保険診療とは、国民全員が平等な治療を受けられるようにするシステムです。

ただ、どうしても限られた材料のみでの治療しか認められていません。

この症状にはこの治療という、決まった方法にのみ適用されるのが保険です。

もちろん、保険でも充分な治療は行えますが、保険では、審美や予防に効果があると分かっていても選択できない治療が多いのです。

 

◎自由診療とは

一方、自由診療は、日本で、まだ認可がおりていない材料や制限のない治療法を選択できるなどの理由から治療費の全額を患者さまが負担する(=保険が適応されない)ものです。

例えば、美しさに焦点を当てた審美歯科で行われる治療の大半が、保険適用外になります。

治療内容として美容目的を含んでいるためです。

日本の健康保険適用のルールとしては、生活に支障が及ぶ症状に対して、最低限の治療を施す際というのが、保険適用の条件になっています。

つまり、治療に美容目的を含んでいるため、最低限の治療という条件を満たしていないことになるのです。

もっと具体的に言えば、ホワイトニングは歯を白くしますが、歯を白くする行為は日常生活において支障がなく、治療が必要ではありません。

こうした場合、保険は適用されないですし、審美歯科治療は、こういったケースの治療が多いのです。

 

・初診料の目安について

初診で歯医者を来院した場合には「初診料・検査代・スケーリング(歯石取り)・応急処置」といった治療をします。

 

これらの治療を合計した金額が初診料となります。

3割負担で初診のケースですと、約3,500~4,000円の料金を患者様に負担していただくことになります。

 

2 一般的な虫歯治療の施術内容と料金相場について

 

虫歯治療の施術内容とは?

虫歯治療は、虫歯の進行度合いによって、治療の内容が異なります。虫歯には、C0からC4までの範囲があり、その進行度合いごとに治療内容をご説明いたします。一般的にはC3と呼ばれる段階までが多いため、そちらについてご説明いたします。

 

◎初期段階の虫歯の場合(C1)

C1〜C2は虫歯の治療範囲が小さい状態を指します。

治療内容は、虫歯の箇所を取り除いて、つめられるように形を整えます。樹脂製のコンポジットレジンという材料をつめて、磨くと治療が完了です。

 

治療費は虫歯の場所によって異なりますが、大きく分けると単純な治療か複雑な治療か、ということです。

単純な治療は咬合面のみの治療を指し、複雑な治療は隣接面にも虫歯がある場合の治療を指します。

料金については、3割負担の場合で、1,500円~3,000円程度です。

 

 

◎中度の虫歯の場合(C2)

歯の表面上に存在するエナメル質の層の象牙質まで虫歯が進行した状態を指します。

この段階になると、神経の近くまで虫歯が達していることがあるため、冷たいものや甘いものがしみることがあります。

 

治療内容は、虫歯を削ってから、詰め物用に形を整えます。

その後型取りをして仮の蓋をします。詰め物ができたら、調整してセットします。

詰め物は大きく分けて、保険診療の銀の詰め物か樹脂製のコンポジットレジンという白いプラスチック製の詰め物、もしくは自費診療の白い詰め物の3種類があります。

保険の料金については、3割負担の場合で2,000円~10,000円程度です。

 

 

◎虫歯が神経にまで及んでいる場合(C3)

 

象牙質のさらに奥の神経にまで虫歯が及んでいる状態を指します。

神経が炎症を起こしているため、ズキズキとした痛みを伴っており、神経を取り除く必要があります。

治療内容は、まず虫歯に侵された神経を取り除きます。

そして、神経を取り除いて歯の中をきれいに清掃するために、何回か医院に通っていただく必要がございます。

歯の中がきれいになったら、神経に代わるお薬を中に詰めて、土台の型取りをします。土台をつけてから、形を整えてその上に被せ物をつけます。

治療料金は、来院回数によっても左右されますが、保険診療の場合でおよそ7,000円~20,000円です。

被せ物については詰め物と同様に、保険診療の銀の被せ物と自費診療の白い被せ物を選んでいただきます。

 

 

虫歯治療の料金の相場とは?

保険診療は、健康保険適用のルールに則って治療の料金が請求されます。

そのため、前述した料金を相場と考えていただければよいです。

 

自費診療は、医院によって自由に価格を決定することができるため、金額にはばらつきがあります。

中度の虫歯(C2)の治療で白い詰め物を選択した場合、1本あたり4万円~6万円が相場です。同じ白い詰め物であっても、使用する材質によって価格が異なります。

虫歯が神経まで及んでいる場合(C3)の治療で白い被せ物を選ぶと、1本あたり10万円~15万円の治療費が相場です。

この治療では歯の土台を作る必要があるため、別途1万円~3万円の費用がかかるケースもあります。

 

3 一般的なインプラント治療の施術内容と相場料金について

 

インプラント治療の施術内容は?

 

インプラントとは、虫歯や歯周病、怪我などで、歯を失ったときの治療です。

人工の歯根を顎の骨に埋め込み、セラミックの歯を上に被せることによって、天然歯に近い強度と審美性を備えた、新たな歯を作り出します。

 

ただし、インプラントは人工の歯根を埋め込むという工程が必要になるため、外科手術が必要になります。

 

治療の流れは、まず衛生的な環境内でインプラント手術をするために、口腔内のクリーニングを行います。そして、インプラントの埋入手術を行います。手術は麻酔をしてから歯肉を切開して、顎の骨にドリルで穴を空けます。その後、インプラントに仮の蓋を装着し、歯肉を縫合します。

 

インプラントのメリットとしては、人工歯根を顎の骨に埋入して完全に固定しているため、噛む力が天然歯と大差ありません。

固いものも天然歯と同じように噛むことが出来ます。

また、歯槽骨にぴったりと固定しているため、入れ歯のように外れるといった心配はありません。

 

 

インプラントにするにはどのくらいの費用が必要?

 

○インプラント料金の目安

・診察、検査料金 2万円~5万円

・手術代 10万円~30万円

・インプラント材料費(1本) 5万円~15万円

・メンテナンス料 5千円~1万円/1回

 

つまり、インプラント治療には、1本あたり30万円~50万円くらいの治療費用が必要になります。

料金にこれだけの幅があるのは、インプラントの素材や種類などによって金額が変わるためです。

 

また、骨の量が少ない、ほとんどないという患者様の場合は、骨を増やす骨造成という処置が必要となってきます。

患者様の口腔内の状況によって、料金は大きく変わってきます。

 

詳しくは、インプラント治療をしているお近くの歯科医院にお問い合わせいただくことをおススメします。

 

 

4 一般的な歯科矯正治療の施術内容と料金相場について

 

矯正治療の施術内容とは?

◎一般的な矯正治療の流れ

Step1 初診相談

治療に関する悩みや相談を聞くことから始めます。気になる歯並びを診査して、期間・装着装置・費用などのお話をさせていただきます。

 

Step2 精密検査・診断・治療計画

問診やレントゲン撮影などを行い、原因を分析します。この結果を元に最適な治療計画を立てます。

 

Step3 歯磨き指導・口腔内の清掃

装置を付ける前に虫歯になりにくいように、歯磨きの指導と口腔内清掃を行います。

 

Step4 治療開始

矯正装置の装着です。ご希望の装置をつけられたら、3~6週間に1回の割合で通院していただき、調整を行います。

 

Step5 保定装置作成・装着

歯が理想の位置まで動いたら、歯に装着していた矯正装置を外します。治療後の歯の位置を保つために保定装置を作成して、装着します。この期間がおよそ1.5年~2.5年です。

 

 

◎一般的な矯正装置の種類

矯正の施術方法は多岐に及びます。今回は成人の矯正の場合で、代表的なものを4つご説明いたします。

 

①金属ブラケット

歯の表側に装着する装置で金属製のものです。矯正をしている人と言われると一番多くの方が想像されるはずです。

<メリット>

他の矯正治療と比較して料金が安いこと、色々な症状の矯正に対応できることです。

<デメリット>

装置が銀色のため、目立つことです。

 

②審美ブラケット

白や透明といった目立たない色のブラケットのことです。金属ブラケットよりも目立ちませんが、表側についているため装置自体は見えてしまいます。

<メリット>

金属のブラケットと同様に、色々な症状の矯正に対応できることです。また、金属アレルギーの方にも装着していただけます。

<デメリット>

金属ブラケットと比較すると治療費がやや高いことです。

 

③裏側矯正

歯の裏側に装着するブラケットです。歯の裏側であるため、周りの方からは気づかれにくいです。矯正治療の中でも難度が高い治療のため、特殊な経験を持った矯正の専門医などの方でないと治療が難しいです。

<メリット>

周りから気づかれにくいこと、歯の裏側のため虫歯になりにくいことです。

<デメリット>

金属や審美ブラケットの表側矯正と比較して料金が高くなることです。

 

④マウスピース矯正

上記のブラケットという装置を使用せずに、透明のマウスピースを使用して歯列矯正を行います。治療の段階に合わせてマウスピースを交換しながら歯を動かします。

<メリット>

マウスピースは透明かつ薄いため、周りの人から気づかれにくいです。

<デメリット>

ブラケットを使用する治療よりも、対応できる症例が限られていることです。

 

矯正治療の料金相場とは?

矯正料金の支払い方法には注意が必要です。矯正開始から終了までにかかる金額を総額で支払う方法と、毎回の処置料金をその都度支払うという方法があります。

そのため、総額の支払いには何が含まれているのか、処置の回数は何回ぐらいなのかを調べておいた方が良いです。。

歯の表側につける矯正だと、60万円~80万円が相場です。裏側の矯正になると、さらに費用は高額になり、100万円~130万円が相場です。

 

矯正をしてみたい方は、まず矯正に特化しているお近くの歯医者さんにご相談してみることをおススメします。

 

5 一般的な親知らずの治療の施術内容と料金相場について

 

一般的な親知らずの治療の内容とは?

◎親知らずとは?

親知らずは口の一番奥に生えてくる歯のことを指します。10代から20代に生えてきて、「第三大臼歯」とも呼ばれます。

親知らずが全く生えない人や、上下・左右に一本ずつ生える人など、人によって様々です。

 

◎親知らずの種類と治療法

親知らずは生え方によって大きく4つの種類に分けられます。

 

①正常な智歯

正常にまっすぐ生えている状態ですので、問題ありません。

 

②完全埋伏智歯

歯ぐきの中に完全に埋まっている状態です。

痛みがある場合は、抜歯をすることになります。

 

③水平埋伏智歯

横向きに生えている状態です。

痛みを伴い、歯並びに影響を及ぼすことがありますので、抜歯することがあります。

 

④半埋伏智歯

親知らずの一部が歯ぐきから出ている状態です。

一部が出ているため、虫歯や歯周病のリスクが高いため、抜歯することをおすすめしています。

 

親知らずの料金相場は?

親知らずの抜歯には保険が適用されます。そのため、費用の負担も大きいものではありません。

骨に引っかかるような斜めに生えていたり、根が曲がっていたり、根っこが骨とくっついている場合は2000円程度です。

 

親知らずが2/3以上骨に埋まりこんでいる場合、歯茎を切って開き、骨も削る必要が出てきます。外からだと親知らずの頭だけが見えるような状態です。この状態ですと4,000円くらいの料金になります。

状況に応じて、CTを取ることが必要になるため、さらに3,000円程度の料金がかかる場合があります。

 

料金については、歯医者さんからご説明があると思いますが、詳しくは先生から料金をお聞きください。

 

6 一般的なホワイトニング治療の施術内容と料金相場について

 

ホワイトニングの種類

「理想の白い歯を手に入れたい」と多くの女性に支持されているホワイトニングですが、実はホワイトニングには2種類あるのをご存知でしたか?

 

簡単に言えば、歯医者に来院していただくか、ご自宅でしていただくかということになります。歯医者に来院していただく方をオフィスホワイトニング、ご自宅でしていただく方をホームホワイトニングと言います。

 

オフィスホワイトニングについて

歯医者さんで歯の表面にホワイトニング用の薬を塗り、光を当てて薬剤の効果を高めます。過酸化水素水がホワイトニング剤の主成分です。光を当てることによって、活性酸素が発生し、歯の着色の原因物質を落とします。

 

オフィスホワイトニングは1回の施術時間が30分~1時間で、早ければ1回〜3回の通院で効果が現れます。

ただし、白さの色戻りが早いため、維持するには、定期的に歯医者さんに通っていただく必要がございます。

 

ホームホワイトニングについて

歯医者さんで専門のマウスピースを作成していただき、そのマウスピースに薬剤を流し込んで歯に装着します。

そして、毎日2時間ほど装着する方法がホームホワイトニングです。

 

ホームホワイトニングは毎日じっくり薬剤を浸透させるため、白くなるために時間を要します。

ただし、オフィスホワイトニングと比較すると、色戻りがしにくいことが特徴です。

 

ホワイトニングの料金について

ホワイトニングは審美にあたるため、保険は適用されません。

オフィスホワイトニングの場合、1回あたりの費用が1万5千円程度です。

ホームホワイトニングの場合、マウスピース製作代と薬剤の金額を合わせて、3万円程度が相場です。

そして、その後の薬剤を追加で2週間分購入すると再び5,000円程度の費用がかかります。

 

相場の料金よりも高くはなりますが、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの両方を組み合わせて、さらに歯を白くするデュアルホワイトニングという方法もあります。

 

毎日の施術時間を確保できる人、歯並びの不正があり口の中に光が届かない人にはホームホワイトニングがおススメです。

 

毎日の施術時間がない人、短期間で歯を白くしたい人にはオフィスホワイトニングがおススメです。

 

詳しくは、ホワイトニングを取り扱っているお近くの歯医者さんにお尋ねください。

一覧に戻る

お口のお悩みは、いつでもお気軽にご相談ください。