【第5回】6歳ごろに生えてくる奥歯のハナシ

Blog【第5回】6歳ごろに生えてくる奥歯のハナシ

お知らせ・ブログ2015/03/25

吹田市千里山東にある通いやすい歯医者「あらかわ歯科・矯正歯科」。こちらは、【【第5回】6歳ごろに生えてくる奥歯のハナシ】に関するページです。当ブログでは、クリニックからのお知らせや新着情報、歯科診療に関することなどを随時更新しています。もしお口のことで気になること、お悩みがあれば、ぜひお早めに当歯医者までご相談ください。当歯医者ではできるだけ歯を残し、痛みが少ない治療をご提案しています。

【第5回】6歳ごろに生えてくる奥歯のハナシ

6歳になると、前歯が抜けて永久歯に生え替わる子も出てきます。笑った時に歯が抜けた口元がチラッと見えると、子どもの成長を感じますね。

でも、この時期に大人の歯に替わるのは前歯だけではありません。奥歯のほうはどうですか? これまでなかった新しい歯が生えてきているかもしれませんよ。

吹田市では、この時期のお口の変化に合わせた歯科の検診を行っています。そこで、今回は6歳臼歯と検診についてのお話をしましょう。

◆6歳臼歯について

6歳臼歯は乳歯が生えそろったお子さんの口の中に最初に生えてくる永久歯です。正式名称は「第一大臼歯」ですが、だいたい6歳ごろに生えてくる臼歯なので、通称「6歳臼歯」と呼ばれています。

実は、この6歳臼歯、永久歯の中でもっとも虫歯になりやすい歯なんです。一番長く使うことになる大事な歯であるにもかかわらず、他の永久歯とはちょっと違う特徴があるせいで、虫歯になるリスクが高いんですよ。なので、生え始めからちゃんと気をつけてあげてくださいね。

6歳臼歯は、他の永久歯みたいに乳歯が抜けた後に生えてくる歯ではなく、何もないところにいきなり生えてくる歯です。そのため、治療のときに初めて乳歯でないことを知る親御さんも少なくないんです。石灰化も不十分な状態で生えてきますし、小さなあごの一番奥に生えてくる歯なので、お子さんに歯磨きを任せっきりにしていると、親御さんが生えてきたことにも気がつかないことが多いんですよ。

吹田市では6歳臼歯の生える時期に合わせた歯科の検診が用意されています。虫歯の早期発見だけでなく、歯の生え替わりやかみ合わせの異常なども見つかりやすく、歯科の専門医に心配な点を相談していただくこともできます。万一のトラブルも、早めに治療を始めればダメージが少なく済みますから、ぜひ受けるようにしてくださいね。

◆6歳臼歯を虫歯から守りましょう

6歳臼歯は表面が凸凹していて、溝の部分に食べかすが溜まりやすい形をしています。なのに、周りの乳歯とは形や高さが違うので、まだ手をうまく使えない小さなお子さんには、とても磨きにくい歯なんですよ。

もし、この6歳臼歯が、乳歯に虫歯があるようなお口の中に生えてきたらどうなるでしょうか? そう、たちまち虫歯になってしまいますね。ですから、まだこの時期はお子さんに歯磨きを任せっきりにせず、必ず大人の方が仕上げ磨きでカバーしてあげてください。

6歳臼歯は「6歳」という名前がついているだけで、5歳で生えている子も大勢います。ですから、もし周りの大人の方が「まだまだ乳歯だけだし、虫歯ができていても痛がっていなければ大丈夫」なんて放っておいたら大変なことになりかねません。実際、6歳臼歯がひどい虫歯になって来院されたときに、初めて生えていたことを知ったという親御さんもいらっしゃいます。

このような取り返しのつかない事態を避けるためにも、吹田市の行っている「6歳臼歯健康診査」は必ず受けましょう。市内の協力歯科医院で受けることできますよ。かわいいお子さんの将来のためにも、検診と仕上げ磨きで、6歳臼歯を虫歯から守ってあげてくださいね。

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