【第6回】30歳になったら歯科検診を!

Blog【第6回】30歳になったら歯科検診を!

お知らせ・ブログ2015/04/23

吹田市千里山東にある通いやすい歯医者「あらかわ歯科・矯正歯科」。こちらは、【【第6回】30歳になったら歯科検診を!】に関するページです。当ブログでは、クリニックからのお知らせや新着情報、歯科診療に関することなどを随時更新しています。もしお口のことで気になること、お悩みがあれば、ぜひお早めに当歯医者までご相談ください。当歯医者ではできるだけ歯を残し、痛みが少ない治療をご提案しています。

【第6回】30歳になったら歯科検診を!

歯は、食べ物を噛み砕くだけでなく、全身の健康に大きく関係しています。

例えば、噛み合わせが悪いと顔がゆがんだり姿勢が悪くなったりしますし、よく噛まないと、内臓に負担がかかり、病気の原因にもなります。

ですから、大人の方にこそ、お口の中の状態をよく知り、正しいケアを継続していただきたいのです。そこで、今回は、吹田市にお住まいの30歳以上の方を対象にした歯科の検診についてお話しします。

◆30歳の約8割は歯周病という事実

「30歳以上の約8割が歯周病にかかっている」と言うと、ほとんどの方が驚かれます。しかも、その段階では、多くの方がご自身は残りの2割の方に入っているとかたく信じています。

しかし、実際にお口の中を見せていただくと歯周病になりかけていることが多く、症状が進行しているにもかかわらず、まったく気がついていなかったとおっしゃることも少なくありません。ですから、もし30歳前後になって「急に口の中が粘つくようになった」「歯を磨くとき血が出やすい」と感じるようになったら気をつけてください。歯周病のサインかもしれません。

初期段階では口の中がちょっとおかしいと感じる程度ですから、この段階で歯周病を自覚する方はあまり多くありません。何か不都合なことが起こってから歯科に足を運ぶ方がほとんどなので、治療が長引いてしまい、下手をすると歯を失ってしまうことになるんです。

ですから、30歳以上の方は、自覚症状があってもなくても、できるだけ吹田市が行っている成人向けの歯科検診を受けるようにしてください。歯周病も予備軍の段階でメンテナンスを始められれば、その分治療も簡単で早く終わりますし、歯を失うリスクも減らせます。なので、ぜひ面倒くさがらず受けるようにしてくださいね。

◆検診のススメ

実は、成人が歯を失う原因でもっとも多いのが歯周病なんです。ですから、虫歯と共に若いうちから予防に努めましょう。

歯周病の原因は歯にこびりついたプラークです。プラークは単なる食べかすとは違い、実は細菌の塊なんです。プラーク1gの中に数兆個の細菌が含まれていると言われていますから、放っておくと大変なことになってしまいますよ。

例えば、歯の根元にできたプラークが歯茎の中に入り込んでしまうと、歯の周囲の骨が溶けて歯がぐらついたり、歯茎が腫れたりといった症状が出始めます。そして、そのまま放っておくとどんどん症状が進行して、最終的には歯が抜けてしまうケースもあるんです。

まだ若いうちなら、プラークが歯茎の内側に入り込んでも、歯周病菌と戦えるだけの免疫力があるため、歯肉炎程度で済むかもしれません。でも、年を取り免疫力が下がってくるとそうもいきません。歯周病菌も暴れ放題ですから、歯周炎へと進行してしまいます。

生涯健康に過ごすためにも、80歳までご自身の歯を20本残すことを目標にしましょう。この「8020運動」についてはまた後日改めてお話しさせていただくとして、今回は、30歳以上の方に、吹田市が行っている「成人歯科健康診査」をおすすめします。早めにお口の中が現在置かれている環境を知り、正しいケアを始めれば、将来的に残せる歯の数を増やせますよ。

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